慌ただしく気ばかり焦る年末。できればお掃除をサボりたい…。ならば思い切ってズボラを選択! 今回はズボラでも快適、住まいにも環境にもエコな「簡単・浮かす収納」や、毎日が楽しくなる「キッチンリセット」など、年末にラクするためのお手入法のご紹介です。
ロボット掃除機の投入には「床上ゼロ」に
数日前に掃除機をかけたのに、床の隅にはもうホコリ。まめに掃除機掛けをするのは、実に面倒ですよね。だから目に見えるところにワイヤレス掃除機を置いて、目立つところだけチャチャッとやっておしまい。いや本当はそれすらもサボりたい…。そうなればロボット掃除機の投入です。でもそのためにはロボット掃除機の動線確保が必須。できるだけ広く多くの面積をロボット掃除機さんに働いてもらわなければなりません。目指すは「床上ゼロ」です!
宙に浮かせて収納すると、メリットいっぱい
とはいえ、すでに押入れやクローゼットは物でいっぱい。捨てたくもないし、困ったなぁという時に役立つアイデアが「簡単・浮かす収納」です。「床上ゼロ」とは物が床に接する面を減らしていくこと。つまり物を宙に浮かせればいいのです。ならば壁などから吊るして収納してみましょう。この方法、意外とたくさん収納できることがわかって、うれしくなりますよ。
たとえば「吊るす収納」を、水回りに活用してみると、自然に乾いてあの気持ち悪いヌメリや水垢が発生しなくなり、衛生的でお掃除もラクに。洗面台の鏡の裏や引き出しの中にしまっていた歯ブラシやコップも、100円ショップで購入したフックを使って洗面台の表や壁にひっかけてしまいましょう。
衣類も「吊るす」中心だと、衣替えがラクに
衣類も同じ要領で、できるだけ吊るすを実践してみましょう。どうしても必要な服だけ、吊るせる量だけ残して、あとは思い切ってお別れしましょう。畳む手間が省けて、とてもラクチン。シワにならない、あるいはシワを気にせず着ることのできる服を揃えるのも手です。それらは季節用の引き出しやカゴを決めて、そこに畳まずに収納できます。衣替えも簡単です。
「キッチンリセット」習慣で、キッチンを攻略
ズボラで快適な住まいづくりを可能にする最大の鍵は、キッチンのお手入れにあります。そこで、きょうから「キッチンリセット」を始めてみましょう。キッチンリセットとは、1日の終わりにキッチンを元の状態にリセットする掃除術です。苦痛を感じない程度の「ついで掃除」を習慣化することで、ラクを実現します。
コツは「完璧を目指さず、毎日でなくてOK」
具体的には、食器を洗ったついでに①そのままシンクやゴミ受けを洗う②シンク台とコンロをサッと拭く③キッチン全体を拭き上げる。以上3つ。完璧を目指さない、3つのうち一つだけでも、毎日できなくてもOK。それくらいゆるく取り組むのが継続のコツです。シンク周りの水気をきれいに拭き取って、アルコールスプレーをシュッと吹きかけ、クロスなどで拭き上げるだけでも、翌日きれいなキッチンに気分もアップ!「シンクだけ」「コンロだけ」「蛇口だけ」など、自分が続けられそうなとこに絞って始めるのがおススメです。
洗い物を楽しくする、捨てる寸前のものたち
そのキッチンリセットをさらに楽しくするのが、捨てる寸前のものたちです。たとえば、油やケチャップ、ソースがついた食器やフライパン等を洗剤で洗う前に、くしゃくしゃに丸めた使用済みラップやカードサイズにした牛乳パックで汚れを取り除いてみましょう。汚れが軽い時はラップだけで取れることもあります。シンク台の気になる汚れも、丸めたラップに洗剤を1~2滴垂らして揉み込んでこすっていきましょう。蛇口の水垢もスポンジよりも指の感覚が伝わりやすいので、思った以上に落としやすくて、ビックリ! 時短にもなります。事前にシンクや蛇口などが傷つかないよう、取扱説明書で確認しておきましょう。
キッチンペーパーの芯を使った、意外な裏技
排水口の掃除には、潰したキッチンペーパーの芯が活躍します。排水溝のパイプに入れたらグルッと回転させながら中の汚れを絡め取りましょう。普段の掃除では届かない奥の方の汚れまでしっかり取り除くことができて快感です。
ゆるく毎日、簡単で短時間にできることだけ。それでも十分住まいをきれいに保てるから気分もいいし、中掃除や大掃除の範囲がグンと減って「イイコト尽くめ」です。さあ!今日からエコなズボラライフへ向かってGO!