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2024年10月のイエタンコラム
工事不要の間仕切りで、
住まいをあったか節電対策

寒さ本番。断熱対策しているのに、玄関からはヒヤッとする冷気が…。吹き抜けやリビング階段、ロフトのある住まいだとさらに冷え込みやすいもの。そこで「間仕切り」です!   今回は低コストで簡単、断熱効果の高い間仕切りを使った省エネ対策のご紹介です。

手軽に暖房効率を高める、「吊るす」間仕切り

手軽に暖房効率を高める、「吊るす」間仕切り

冬の住まいの快適さの大切な決め手は、室温。それも場所によって温度差がないこと。でも、玄関からは開け閉めの度に暖気が逃げて、わずかな隙間から冷気が入り込んできます。暖かい空気は冷たい空気より軽いため、暖気は部屋の上の方に、冷気は部屋の下の方に溜まってしまいがち。リビング階段や吹き抜け、ロフトのある住まいの場合、暖かい空気がどんどん上に逃げてしまい、上からは冷たい空気が下りてきてしまいます。ドアや間仕切り壁の増設など大がかりな工事が必要かも…。いいえ、もっと手軽に冷気の侵入と暖気の流出の両方を抑えて暖房効率を高めることができる方法があるのです。それが「吊るす」タイプの間仕切りです。

断熱機能付き素材、つっぱり棒で簡単取り付け

断熱機能付き素材、つっぱり棒で簡単取り付け

ホームセンターなどで購入できる、生地に冷気をシャットアウトする素材が使用されている、断熱機能付き間仕切りカーテンやロールスクリーンを活用しましょう。つっぱり式のロールスクリーンなら取り付けも簡単です。玄関とリビングが近い、玄関から続く廊下が寒い時など、その境に吊るすだけで効果は抜群です。

形状記憶ビニール、アコーディオン式は優れもの

形状記憶ビニール、アコーディオン式は優れもの

断熱効果が高い素材は、厚手でしっかりした布やビニール製のもの。なかでも、自動で閉まる形状記憶タイプのビニール製や、左右に開閉できるアコーディオン式のものは隙間が生まれにくく、空気を逃しません。部屋を快適温度に保ち、節電にもつながります。ただし、頻繁に出入りする場所に設置すると、重くて開けづらいというデメリットも。

のれんタイプならば、ペットの出入りも自由

のれんタイプならば、ペットの出入りも自由

ペットが自由に出入りできるようにしたいという方には、のれんタイプがおススメです。のれんにも、冷気をカットする素材のものがあります。こちらも突っ張りで取り付け可能、オールシーズン使えて節電効果も。玄関だけでなく台所や洗面所の間仕切りとしても活躍します。

購入前に、取り付ける場所のサイズをチェック

購入前に、取り付ける場所のサイズをチェック

取り付けの際にはサイズに注意しましょう。壁や床、天井は完全に水平や平行になっていない場合があります。面倒がらずにきちんと計測しましょう。アコーディオンカーテンは高さに、ロールスクリーンであれば横幅をチェック。間仕切りカーテンを吊るす時は、冷気や暖気が通り抜けてしまわないように、できるだけ隙間を作らないようにカーテンを吊るしましょう。ただ、床に擦る長さのカーテンは、生地が汚れる、破れる、掃除がしにくいデメリットも。床から1cmくらい浮くように吊るすのがポイントです。

プラスしたい、熱を逃がさない節電ミニアイデア

プラスしたい、熱を逃がさない節電ミニアイデア

最後に間仕切り活用に加えさらに節電効果を高める、ちょっとしたアイデアを。ドア・窓際・カーテンの裾と床のすき間を、つまずきにくい柔らかい素材でカバーしましょう。たとえば、バスタオルやブランケットなど丸めてフリース毛布で包み、端をリボンでキュッと結んで隙間をふさげば、とってもキュート! クッションなどでもOKです。また、意外に多い間違いが、エアコンのスイング設定。寒い季節は天井にたまった暖かい空気を少しでも下に送り込み、少しでも長く床付近に留めるために、フラップは下向きに固定しましょう。サーキュレーターを置くならば、暖めたい場所をはさんでエアコンの対角線上に。人に当たらないように首を上に向けると、天井にたまった暖気を床まで引き寄せてくれます。

わずかな工夫をすることで、住まいは快適さを増します。本格的な冬に向けて、上手に節電しながら、ホッコリ過ごせる工夫を施しましょう。

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