今年も花粉の季節。アレルギー症状を起こしやすいのは、外を飛んでいる花粉より住まいの中の花粉です! そこで今回は、効率よく花粉を撃退するための、空気清浄機の賢い活用法やトイレ掃除の重要性、その他手軽な裏技など目からウロコのお得な情報をご紹介します。
掃除機オンリーはNG!カギは「水分」
花粉は二層構造なのをご存じでしょうか? アレルギー症状を引き起こすのは、花粉の中にある「芯」外を浮遊する花粉より住まいの中の花粉に注意が必要なのは、室内に入り込んだ花粉が壁にぶつかったり踏まれたりして、花粉の芯が飛び散ってしまうからです。さらに、床に落ちた花粉は人の動きなど空気の対流があると、さまざまなところに飛んでいきます。そのためいきなり掃除機をかけてしまうと、排気で花粉を舞い上げ、掃除機のフィルターをすり抜けた花粉が排気と共に室内にばらまかれ、良いことなし!花粉対策の大原則は「最初に花粉に水分をくっつけて落とす」です。まず加湿器などで湿度を上げてから、ウエットタイプのフローリングワイパーを使いましょう。加湿器がない場合は、水道水を入れた霧吹きを使用するだけでもOK。カーペットやラグ、クッションに落ちて付着した花粉には市販の花粉を吸着させるタイプのスプレーを吹き付け、乾いたところを掃除機で吸い取るか粘着テープをコロコロしましょう。
「吸い込み口が下」の空気清浄機を「入り口」に
空気清浄機を使って落ちかけた花粉を吸い取るには、①下から吸い込み上方向へ吹き出すタイプ、②下から吸い込み3方向へ吹き出すタイプなど吸い込み口が下の方にあるものがベター。また、できるだけ大風量のものを選ぶほうが良いでしょう。設置場所ですが、空気清浄機を寝室で一晩中稼働させている人も多いのでは? でも、寝るだけで人の動きが少ない寝室は、それほど花粉も舞い上がらない空間。空気清浄機を花粉対策に使うならば、ズバリ「玄関」がおススメ。ドアの正面、またはドアノブ寄りの位置に置きましょう。リビングに置く場合、空気清浄機の見た目が気になるからと隅っこに隠してしまうと、せっかくの空気の対流がうまく起こらなくなってしまいます。おススメは人の出入りが激しく花粉が舞い上がる出入口付近に。さらに、空気清浄機を人のいる方向に向けておくと、より効果的です。エアコンと空気清浄機を併用する場合は、空気清浄機をエアコンの対角線上に置いて使用すると、エアコンの気流との相乗効果を発揮します。
玄関で24時間オンにして花粉シャットアウト!
ところで、外出の際は空気清浄機をオフにしていませんか? 室内の空気の流れは常に変化します。玄関に置いた空気清浄機のスイッチを24時間オンにしておくと、帰宅した際に持ち込んだ花粉をしっかり吸い込んで不在の時も花粉を除去してくれます。今の空気清浄機は省エネ機種が多く、それほど多くの電力を必要としません。できればつけっぱなしで稼働させることをおススメします(詳しい消費電力は、各製品の取扱説明書でご確認ください)。
住まいの花粉対策で一番重要なのは、トイレ
最後に衣類についた花粉を取り去る簡単裏技を。近年普及の衣類スチーマーは手軽に衣類のシワ伸ばしができて便利なアイテムですが、衣類についた花粉の除去にも大活躍! 約100℃のスチームが花粉やその他の有害物質を無害化して、除菌・脱臭にも効果を発揮します。憂鬱な花粉の季節だからこそ、花粉の性質を知ってしっかり確かな対策を。気持ちよい住まいにして症状とストレスをやわらげ、暖かな春を楽しみましょう。
衣類に付着した花粉は、スチーマーで撃退
最後に衣類についた花粉を取り去る簡単裏技を。近年普及の衣類スチーマーは手軽に衣類のシワ伸ばしができて便利なアイテムですが、衣類についた花粉の除去にも大活躍! 約100℃のスチームが花粉やその他の有害物質を無害化して、除菌・脱臭にも効果を発揮します。
憂鬱な花粉の季節だからこそ、花粉の性質を知ってしっかり確かな対策を。気持ちよい住まいにして症状とストレスをやわらげ、暖かな春を楽しみましょう。