トイレのドアを開けた途端、ニオイが…。定期的にお掃除しているのになぜ? その原因の一つがトイレの換気扇の汚れです。今回は、ポイントを押さえることでとても簡単にできる、メリットいっぱいのトイレの換気扇お掃除法のご紹介です。
トイレの換気扇が汚れると
狭いトイレ内で換気が悪くなると湿度が高まり、黒カビやダニなどが発生しやすくなります。また、余計な電力が働いて電気代が上昇、換気扇の故障につながることもあります。とはいえ、トイレの換気扇のお掃除なんて今まで一度もやったことないし、なんだか面倒…いえいえ、大丈夫! コツをつかめば、トイレの換気扇は実はとても簡単にお掃除できるのです。
一般的なカバーは、意外と簡単に外れる
下準備として、まずは、トイレの換気扇のコンセントを抜いて電源を切り、完全に換気扇が停止したことを確認しておきましょう。ホコリを吸い込むのでマスクは必須、直接便座に乗って作業するのはNGです。必要に応じて脚立を使用しましょう。また、換気扇からホコリのかたまりなどが落ちてくることがあるので、換気扇の下に新聞紙などを敷いておきましょう。さらに、床や便座がホコリで汚れるのを防ぐために、換気扇の下にセロテープを使ってビニール袋を取り付けましょう。一見、取り外しが難しそうな換気扇カバーですが、一般的なトイレの換気扇カバーの多くは簡単に外すことができます。換気扇カバーにツメや切り抜きがある場合、そのツメや切り抜きを引っ張るとカバーが外れます。ツメも切り抜きもない場合は、換気扇カバーのふちを持って引っ張ります。2本の針金が見えますので、この針金を1本にまとめるようにつまみながらカバーを引くと外れます。ツメや切り抜きがなく引っ張っても取れない場合は、換気扇カバーをスライドしてみましょう。
ホコリがメインだから、お掃除も短時間
外したカバーは水洗いをして、完全に乾します。次にプロペラ部分のホコリをハンドクリーナーなど掃除機で吸い取ります。マイクロファイバークロスで大まかなホコリを拭き取ってもよいでしょう。残ったホコリは古い歯ブラシでかきだします。フィルターがある場合はフィルターをはずして、ホコリ等を掃除機やマイクロファイバークロスで除去したあと、よく絞った柔らかい布で拭き取りましょう。最後に、軽く水でぬらしたマイクロファイバークロスで拭き上げましょう。ついでに、アルカリ電解水を含ませて拭き上げると除菌効果もあって一石二鳥! トイレの換気扇の汚れはキッチンと違ってホコリがメインなので、短時間でお掃除終了です。もしも、換気扇をきれいに掃除してもトイレ内に異臭がこもっている、あるいは換気扇から異音がするといった場合は、換気扇本体が故障しているか、換気ダクトが汚れている可能性があります。換気ダクト内のホコリのメンテナンスは、プロの業者にお願いしましょう。
換気扇フィルターで、新たなホコリを予防
お掃除後は、100円ショップやホームセンターで購入できる小型の換気扇用のフィルターを貼っておくとベター。ホコリが内部に入り込むのを防いでくれ、お掃除がラクになります。フィルターが黒くなったら、交換しましょう。換気扇フィルターには、「キッチン用」と「浴室・トイレ用」の2種類があるので、購入する際はよく確認を。フィルターを購入する前に、自宅のトイレの換気扇の写真を撮っておくとよいでしょう。
トイレは、衣類の着脱による繊維やホコリ、トイレットペーパーのクズや切れ端などがたまりやすい場所。日頃から定期的に床や壁につくホコリを取り除いて、換気扇が吸い込むホコリを減らし、清潔なトイレ空間を保ってさわやかな秋を過ごしましょう。