今年もあとわずか。気持ち良く新しい年を迎えたい! そこで今回は、忙しい毎日の中でも楽しんでできる、使い終わったカレンダーなど身近なもので住まいをオシャレにお正月仕様に変身させる工夫や、既成のお飾りの簡単アレンジ術などをご紹介します。
去年のカレンダーがアートになる
けっこう気に入っていた去年のカレンダー。このまま捨ててしまうのはなんだかもったいないですよね。ならば、イラストや写真などの絵柄部分だけを切り取って、ステキなアートにしてしまいましょう! 用意するのは100円ショップなどで手に入るフレームです。ポイントは、大き目サイズのフレームを準備することと、絵柄をフレームのサイズよりも小さく切り取ること。フレームに付属していることも多い、白い余白部分のある「額装マット」を使うとよりきれいに収まります。透明のアクリルフレームに入れると、光が透過してさらにオシャレ感が増します。来年の干支の動物のイラストや写真、ポストカードを飾れば、置物の代わりにもなります。両面印刷のカレンダーを使う場合は、裏に濃い色の紙を挟んでフレームに入れましょう。裏画像が表に浮き出ることを防ぐことができます。ステキなイラストや写真は切り取ってファイリングしておき、季節やイベントごとに取り替えてみましょう。
手ぬぐいや書もお正月インテリアに
新年のインテリアコーディネートに使える身近なアイテムは、ほかにもあります。たとえば「手ぬぐい」。季節を感じさせるイラストや動物などさまざまな柄の手ぬぐいをポスターフレームに入れて飾ってみましょう。とてもステキなインテリアのアクセントになります。洋風のお部屋にも、簡単に和のテイストをプラスすることができますよ。「書」も活躍します。お子さまが学校で書いた「書」やご家族が書いた「書」なども額に入れる、細いシルバーのフレームと合わせる、あるいはアクリル板で挟んで飾るだけでも、新年を迎えるのにぴったりなアートになります。
お正月飾りを手軽に自分流アレンジ
お正月飾りは、松の内が終わった後の処分がちょっと面倒…。でも、最近は、毎年繰り返して使える、かわいくて便利なお正月飾りもたくさんあります。たとえば、リビングや玄関の靴箱の上などにも飾ることのできるミニ門松やガラスや木でできた鏡もちなど。ちょっとしたインテリアにもなり、飾るのが楽しくなりますよね。さらに、住まいのインテリアに合わせて、お正月飾りを自分流にアレンジしてみるのも面白いかも。たとえば、クリスマスに玄関ドアにかけたリース。松ぼっくりを再利用して松の葉や南天、リボンを水引に替えて紙垂(しで)を付ければ立派なお正月飾りに変身です! 紙垂は、お習字で使う筆紙で簡単に作成できます。つくり方は、いくつか参考になる動画の公開もされています。
縁起物の正月飾りの中でもしめ縄は、神さまの場所と私たちの暮らしの場所を仕切る「結界」の役目があると言われています。しめ縄の「しめ」は「神さまが占める場所」を意味します。そのため日本では、古来より神さまがいらっしゃる全ての場所にしめ縄を飾ってきました。お正月は、神棚をはじめ、門や玄関の扉、台所や水回りになど大事な場所に飾りたいしめ縄。そのしめ縄も、100円ショップの材料でセンスアップさせてしまいましょう! 造花の洋花素材を使えば、スーパーなどで買った既成のしめ縄飾りもお部屋のテイストに合わせて洋風に変えることもできます。また、ペイントした空き瓶に南天や松などの造花を活けてミニアレンジメントをつくると、お部屋が一気にお正月らしくなりますよ。
お正月カラーで住まいに福を呼び込む
お正月は人が集まる機会も増えます。せっかくならば、和紙や折り紙、水引などの材料を使ってお正月用のテーブルセッティングやしつらえでゲストをお迎えしてみましょう。ランチョンマット代わりに和紙を使う、和風の折り紙で折った鶴を箸置きに、水引でナプキンを縛るなど、紙であれば毎回新しくできるのでたくさんのお客さまをお迎えする時などに便利です。お正月のお花から千両や松の枝を少しもらって、テーブルやお皿にあしらってもステキです。カラーはお正月の「赤、白、金」を意識しましょう。鏡餅の上のみかんやしめ縄飾りの橙のオレンジ色もアクセントになります。
玄関もお正月カラーでコーディネートを。白は始まり、赤は喜びを意味するそうです。玄関のシューズボックスの上などに、赤いフェルトなどの布の上にお正月雑貨を置くだけでも華やかになります。折り紙で縁起の良い鶴や扇を作って飾れば新年の福を呼び込む玄関でお客さまをお迎えすることができます。気分一新、空気を清めて2023年を気持ちよくスタートさせましょう。